ずーっと興味があっても、「洞穴の中で聴いている感じ」という呪縛から敬遠してました。
磁石の大きさと重さが気に入って以前に購入してあった10cm フルレンジ TangBand W4-1320SIF。
重さは1.6kgですから、FE103Enの580g からみればかなり重い部類に入ります。
重さは1.6kgですから、FE103Enの580g からみればかなり重い部類に入ります。
やっと重い腰をあげて、何十年ぶりのスピーカーボックス製作です。
15mmのラワンベニヤ1枚(2台分)をホームセンターでカットしてもらいました。
結果は、予想はしてましたが、やはり「洞穴の中で聴いている感じ」になりました。
がっかりです。
バックロードには合わないユニットであることを承知の上で、取りあえずやってみました。
BHBSと言うバックロードホーンのBHとバスレフのBSを合わせた構造の物を作りました。
BHの最終開口部を塞いでバスレフ化したものです。
BHの最終開口部を塞いでバスレフ化したものです。
1、BHのままでは「洞穴の中で聴いている感じ」が強く迫力ある低音も出る。
2.BHBS化すると「洞穴の中で聴いている感じ」がだいぶ弱まるがまだかなり気になる。
3.BHの最終通路の片面に1cmのスポンジシートを張ると「洞穴の中で聴いている感じ」がさらに減少するがまだ気になる。
4、さらにBSの出口に1cmのスポンジシートを張ると「洞穴の中で聴いている感じ」がほとんど気にならないレベルになった。
2.BHBS化すると「洞穴の中で聴いている感じ」がだいぶ弱まるがまだかなり気になる。
3.BHの最終通路の片面に1cmのスポンジシートを張ると「洞穴の中で聴いている感じ」がさらに減少するがまだ気になる。
4、さらにBSの出口に1cmのスポンジシートを張ると「洞穴の中で聴いている感じ」がほとんど気にならないレベルになった。
実際に出口付近に耳をつけると中高音がかなり出ているので「洞穴の中で聴いている感じ」が出るのは避けられないのかもしれない。
1→4に従って低音の量も減っていきます。
結局、バックロードの効果を殺して、変則バスレフになりました。
結局、バックロードの効果を殺して、変則バスレフになりました。
最終的には高音不足を感じて、ツイータを追加しました。
バスレフ向きのユニットだと低音過多になり、低音の制御が難しく、ブミーな音になりやすい、そうです。
※結局、バックロードホーン初挑戦は失敗しました。
低音が良く出ることはわかりましたが、部屋の広さや状態、壁からの距離、高さ、などいろいろ試行錯誤しないと使い物にならないという印象でした。
不精な私には手に負えない品物だということがわかりました。
ユニットやその他の条件が整えば上手く鳴る可能性を秘めていることも感じました。
不精な私には手に負えない品物だということがわかりました。
ユニットやその他の条件が整えば上手く鳴る可能性を秘めていることも感じました。
余談ですが、このバックロードホーンに比べると、前に書いたヤマハNS-BP200は実に使いやすいスピーカーです。
良い音(HiFi)を欲張らずに、一定の範囲内で上手く鳴らしています。
良い音(HiFi)を欲張らずに、一定の範囲内で上手く鳴らしています。