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CuBox(みすず工房さん梅雨入りバージョン)備忘録(10月28日)

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雛祭りバージョンは難なく動作しましたが、梅雨入りバージョンはLANが上手く認識しません。
以下の作業で動作するようになりました。

PCはXp使用。

CuBoxのmicroUSB端子とPCをUSBケーブル(スマホの充電ケーブル利用)で接続すると、USB-Serial変換アダプタとして認識される。CuBox内の変換チップにPL-2303を使っているものとFT230Xがあるらしいので、それ用のドライバーをインストールします。
以下は、FT230Xのドライバーです。


ダウンロードして解凍すると、CDM v2.08.30 WHQL Certified.exe が出来ます。

まず、CuBoxの電源を繋がないでCuBoxのmicroUSB端子とPCをUSBケーブルで接続します。

PCに新たなドライバーのインストールの表示が出るので、上記の
CDM v2.08.30 WHQL Certified.exe を実行する。

PCのデバイスマネージャーを開いて、ポート(COMとLPT)のUSB Serial Port (COM3)の部分を見ます。
ご自分のPCによってCOM3の数字が異なると思いますが、それを書き留めておきます。

次にTera Termを以下からダウンロードしてインストールします。


Tera Termを起動すると「新しい接続」の画面になるので、シリアルポートを選んで、リストの中から上記で書き留めたUSB Serial Port (COM3)を選びます。

次にメニューの「設定」から「シリアルポート設定」を選んで、
ボー・レートをリストから選んで115200にします。

次にCuBoxの電源を入れます。
Tera Termのウインドウに文字が流れます。

暫くして流れが止まったらEnterキーを押すと
Arch Linux 3.8.4-rt2_CuboxAudioRTuned (ttyS0)の表示の次に

cubox login: が出ますので
cubox login:root
password:cubox
Enterキーでログインできます。


以下、設定方法です。
Debianベースの「雛祭り版」とarch linuxベースの「梅雨入りバージョン」では違うところがあるようです。

IPアドレスの固定化をします。

[root@cubox ~]# vi /etc/network.d/ethernet-eth0
(ここで編集します)

下記は編集した結果です。

[root@cubox ~]# cat /etc/network.d/ethernet-eth0
#CONNECTION='ethernet'
#DESCRIPTION='A basic dhcp ethernet connection using iproute'
#INTERFACE='eth0'
#IP='dhcp'
## for DHCPv6
#IP6='dhcp'
## for IPv6 autoconfiguration
#IP6='stateless'

CONNECTION='ethernet'
DESCRIPTION='A basic static ethernet connection using iproute'
INTERFACE='eth0'
IP='static'
ADDR='192.168.1.xxx'
#ROUTES=('192.168.0.0/24 via 192.168.1.2')
GATEWAY='192.168.1.1'
DNS=('192.168.1.1')

上記7行分「#」を削除します。ADDR等は自分の環境に合わせます。

#IP6=stateless

#IP6='static'
#ADDR6=('1234:5678:9abc:def::1/64' '1234:3456::123/96')
#ROUTES6=('abcd::1234')
#GATEWAY6='1234:0:123::abcd'


●雛祭りバージョンでは、
# vi /etc/network/interfaces 
 iface eth0 inet static
address 192.168.1.xxx
netmask 255.255.255.0
network 192.168.0.0
broadcast 192.168.0.255
gateway 192.168.1.1
のようになります。


さらに /etc/hostsを編集します。

[root@cubox ~]# vi /etc/hosts
(略)
[root@cubox ~]# cat /etc/hosts
#
# /etc/hosts: static lookup table for host names
#

#
127.0.0.1 localhost cubox
#127.0.1.1 cubox

127.0.1.1 cubox をコメントアウトします。


ここでrebootして、接続できているか確認します。
OKならNASをマウントするために /etc/fstabを編集します。

[root@cubox ~]# mkdir /music
[root@cubox ~]# vi /etc/fstab
//192.168.1.xxx/disk1 /music cifs password=,uid=mpd,file_mode=0644,dir_mode=0755,iocharset=utf8 0 0

上記は私の場合です。お遣いのNASによって記述が異なります。

マウントできるか確認します。

[root@cubox music]# mount -a

[root@cubox music]# df
Filesystem 1K-blocks Used Available Use% Mounted on
/dev/root 1799120 858632 849096 51% /
devtmpfs 450780 0 450780 0% /dev
tmpfs 516392 0 516392 0% /dev/shm
tmpfs 516392 236 516156 1% /run
tmpfs 516392 32 516360 1% /tmp
//192.168.1.xxx/disk1 1950360576 330910104 1619450472 17% /music
/dev/mmcblk0p1 119987 44739 69053 40% /media

NASの/musicがマウントされてます。

[root@cubox music]# ls
Classic Easy-Lis J-Pops MP3 cubox etc tag_cache voyage2 試聴

NASのフォルダが表示されます。

NASをマウントした「/music」ディレクトリをCuBoxの「music」ディレクトリにシンボリックリンクを張ります。

[root@cubox ~]# ln -s /music /var/lib/mpd/music/music


●USBデバイスがCuBoxに認識されたかどうかを見ます。

「aplay -l」というコマンドを実行します。

[root@cubox music]# aplay -l
**** List of PLAYBACK Hardware Devices ****
card 0: L20 [Luckit USB Audio 2.0], device 0: USB Audio [USB Audio]
Subdevices: 1/1
Subdevice #0: subdevice #0

Luckit WaveIO D/Dコンバータが認識されてます。

[root@cubox ~]# aplay -l
**** List of PLAYBACK Hardware Devices ****
card 0: UDIF7 [ Phase Tech UDIF7], device 0: USB Audio [USB Audio]
Subdevices: 1/1
Subdevice #0: subdevice #0

UDIF7の場合は、CuBoxの下段のUSB端子に接続しないと認識されません。

[root@cubox ~]# aplay -l
aplay: device_list:268: no soundcards found...

認識されない場合です。
その場合、新しいUSB-DACを購入するか、CuBoxをは諦める必要があります。


db_fileのtag_cacheをNAS上に置くと起動時に毎回データベースのアップデートをしなくて済みます。

[root@cubox ~]# vi /etc/mpd.conf

db_file “/var/lib/mpd/tag_cache”

db_file “/music/tag_cache”に変更します。

私の場合は、
db_file “/music/cubox/tag_cache”に置いています。


mpdをリスタートさせてみましょう。 梅雨入りバージョンから、ちょっと特殊な方法になっています。

[root@cubox ~]# selmpd



●面倒なテキストエディタviを使う

立ち上がった時点でコマンドモードになります。
コマンドモードでは、カーソル位置で、
「x」キーを押すと1文字ずつ削除されていきます。
「dd」で1行削除
「:」「q」でセーブせずに終了
「:」「q」「!」で変更した行もセーブせずに終了
「:」「w」「q」でセーブして終了

コマンドモードで
「i」を押すと文字入力モードになり、現在のカーソル位置から挿入されます。
 文字入力後、「Esc」キーを押すとコマンドモードに切り替わります。

コマンドモードで
「o」を押すと文字入力モードになり、現在のカーソル位置の次の行から挿入されます。
 文字入力後、「Esc」キーを押すとコマンドモードに切り替わります。

viは慣れないと使いにくいです。
文字入力モードとコマンドモードをいちいち切り替えて使ってます。
現在どちらかわからない時は「Esc」キーを押せばコマンドモードになります。

Linuxのコマンド
cat ファイルの内容を表示します。
cd カレント・ディレクトリを変更します。
ls ファイル・ディレクトリ情報を表示する
mkdir ディレクトリを作成する
df ファイルシステムの全容量、使用済み容量、空き容量、使用率、マウント位置を表示します。

reboot 再起動
poweroff 電源OFF

●CuBox と Voyage MPD Starter Kit
CuBoxとALIXでは音が違います。CuBoxはよりクリアな音で、力強いです。
どちらが良いかは好みだと思います。
私は今の所どちらとも決めかねています。


イメージ 1
中央 CuBox 右 Voyage MPD Starter Kit

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