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Channel: お散歩写真とB級オーディオ
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Alpair10P MarkAudio

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フルレンジで長く使えそうな物が欲しくて購入。
メインSPの調整する時の比較用として使えたらいいな、ということで。

箱はヤフオクで。
レッドパイン集成材(20mm)約20リットル。
ダブルバスレフタイプで仕切り板が傾斜している。(これは定在波に有利?)
第2ポートが出口だけ狭くなっている。(第2ポートの働きを抑制している?)
という物です。

口径が合わないのでジグソーで拡大。
仕切り板、背面、側面、それぞれ板鳴りが多かったので補強。
SP端子がしょぼかったのでナットの締め増しと半田付け。

イメージ 6

イメージ 7

イメージ 8

この箱がどのような動作をするのか?

イメージ 1

sped でシミュレーション
Vo=20リットル
V1=8リットル
V2=12リットル
P1=1*18cm、4cm(長さ)
P2=2.4*18cm、14cm(長さ)
fd1=132Hz
fd2=53Hz

●インピーダンスの実測

イメージ 2

              メーカー発表 図から44Hzぐらいか

イメージ 3

         実測 裸のfoは48Hz(エイジングでもう少し下がるかも)

イメージ 4

               ダブルバスレフ箱に入れて
fd1=112.0Hz
fd2=44.8Hz
sped の結果とは違いますが、P2ポートの出口が狭くなっているのでその影響もあるでしょう。
底辺のインピーダンスが7.5Ω位で揃っているので箱の空気漏れはないようです。

●周波数特性と高調波歪み測定

イメージ 5

SPから50cm。
高調波歪みが特定の周波数で多くなっている感じもなかったので合格かな?

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測定環境
インピーダンス測定 : LIMP Version 1.82
高調波歪み測定 : STEPS Version 1.82
オーディオI/F : TRI-CAPTURE UA-33(24bit/96kHz)
マイクロフォン: ECM-8000
ノートパソコン
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●音の印象 1 (エイジングなし)
爽やかで綺麗な音です。美音です。
ざら付いたり、耳障りな音はしません。
高音は解像度もよく、気持ちよく伸び、また耳を刺したりしません。
低音の量は少なめで、下に良く伸びています。
ディティールに優れ、非常にスムースな音でナチュラルに聞こえる。

気になる点
中音量なので迫力がありません。
綺麗すぎると言うか、さらっとした感じで音にコクがない。陰影が出ない。
小口径だからでしょうか、音に余裕がない。精一杯な感じ。

●音の印象 2 (数日で合計5時間聴いた後)
爽やかで綺麗な音にプラス艶を感じる。
低音の量も増し、スケールが大きくなった。
モーツァルトのディベルティメントは、細かいニュアンスも聴きとれるし、柔らかく包み込むような暖かさも感じられる。これでもう少し低音の量が増えれば最高。
オーケストラも広がりが出て、腰がだいぶ下がった音になった。さらにもう少し下がって欲しい。
力強い音も出るようになった。

※まだもう少し伸びしろがありそうだ

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